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浜田和幸、「論理的思考になればビジネスは好転する」は本当か?

 

浜田和幸です。

論理的思考では、「結論」が最初にきます。

結論を導き出すことができるようになったら、次は「その結論に至った理由」を述べるトレーニングです。

何か物事が起こった時、理由は1つとは限りません。実際には、複数の理由が絡み合って起こることの方が一般的です。

そこで、結論に至る直接の原因と考えられる有力な理由から、「もしかしたら関係ないかもしれない…」という些細な理由まで、一旦全てを洗い出してみましょう。

そして、どう考えても関係ないと思われる理由は排除し、優先すべき理由を抽出します。

すると「結論は◎◎です。理由は2つ考えられます」という論理的でぐっと説得力のあるコミュニケーションができるようになります。

4-3.なぜなぜ分析を取り入れる
上記の「理由を複数述べる」に関連するトレーニング法をご紹介します。

なぜなぜ分析

「なぜを5回繰り返す」というものです。その問題が起こった原因である「一次原因」の特定からはじめて、二次原因、三次原因と繰り返し追求します。

そうして五次原因までたどり着く頃には、根源となる本当の原因を精度高く特定できます。

人は頭の中だけで論理的に情報をまとめることはできません。

なので、紙に書き出すことがとても有効です。

「書く」という行為は左脳で処理する行為と言われており、余計な感情なしに思考することができます。

ここで、紙に書くという方法の中でも、代表的なロジック・ツリーをお話します。

ロジック・ツリーとは、問題を木の形に分解していくことでその原因や解決策を探る方法です。

ロジック・ツリーには、WHATツリー・WHYツリー・HOWツリーの3種類が存在します。

浜田和幸

なぜ?を繰り返しながらツリーをつくり原因を追求するWHYツリー
どうやって?を繰り返しながら解決策・手段を追求するHOWツリー
あるものを構成している要素を洗い出していくWHATツリー
いずれも、紙を使って思考を整理するのに適しています。

4-5.説得力を持たせるためのデータを集める
結論を設定し、理由を洗い出すことを理解してきたところですがそれができたとしてもまだ終わりではありません。

証明するためのデータが必要です。

どんなに確かそうに思える主張であっても「それはあなたのイチ意見では?」と反論されたらたちまち説得力を失ってしまいます。

特に数値化された定量的なデータがあるだけで説得力は格段に増します。

データを使う際に抑えておくたった1つのポイント

比較データを上手く使いましょう。

あなたが「いかに日本の少子化が深刻な問題か」について主張したいと考えた時、日本の少子化にまつわるデータだけを提示しても深刻さはいまいち伝わりません。

他国との比較データを提示し両者との対比を示すことによって、あなたが伝えたい「日本の少子化問題が深刻である」というメッセージがより説得力が増します。


浜田和幸でした。