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浜田和幸、グルメ番組が最も注目する「マツコ・デラックス」 「石ちゃん」「彦摩呂」は戦々恐々

浜田和幸です。
グルメレポーターは、いまや“食通タレント”に仕事を奪われつつあるという。だが、彼らがいま、最も恐れているのは、あの大物だという――。

 グルメレポーターといえば、グルメ番組はもちろんのこと、街歩きや旅番組で料理を紹介すればいいというものではない。テレビでは伝わらぬ味をどう分かりやすく表現するか、いかに美味そうに食べるか、はたまた、むせずに食べられるか、さらに、決め台詞など個性を加えなければならないという、けっこう高度な技が求められる仕事である。

 その先駆けといえば、1974年の番組開始から今も続く「くいしん坊! 万才」(フジテレビ系)で、俳優の渡辺文雄(1929~2004)にはじまり、宍戸錠(84)や梅宮辰夫(80)、村野武範(73)、辰巳琢郎(59)、山下真司(66)、宍戸開(51)、そして現在の松岡修造(50)まで代々続く大物リポーターたち。

 気さくな人柄で豪快に食べた阿藤快(1946~2015)、情報番組の1コーナーだった「突撃! 隣の晩ごはん」(日本テレビ系)から巨大なしゃもじがトレードマークとなったヨネスケ(70)、テレビ朝日の局アナからフリーとなってコミカルなレポートが人気だった迫文代(59)、明るい口調と噺家ならではの機転のよさで人気だった三笑亭夢之助(69)などなど挙げていったらキリがない。

 近年はやはり、「まいうー」の決め台詞で様々な番組で活躍する石ちゃんこと石塚英彦(56)、元アイドルながら「海の宝石箱や~!」といった決まり文句でキャラが立った彦摩呂(51)が食レポの両横綱として君臨しているようだが――。

 民放プロデューサーは言う。

「グルメリポーターというジャンルを確立させたのは、彼らだと思いますよ。もっとも石ちゃんは、このところは体格の割りには食が細くなったといわれています。また、一時は体重130キロまで激太りした彦摩呂は、視聴者から“身体に悪そう”“食べさせられているようで可哀想”“気持ち悪い”といった声が上がり、業界的にも使いづらくなり呼ばれなくなったときもありました。本人も『このままでは仕事がなくなる』とダイエットして20キロほど痩せたようですが……」
確かに、最近、彦摩呂を見る機会が減ったようにも思えるが……。飽きられた食レポ
「それでも食に関する需要は不滅です。しかし、昨今はリポーターではなく、食通タレントが幅を利かせているんです。アンジャッシュ渡部建(45)やキム兄こと木村祐一(55)、V6の長野博(45)、GACKT(45)、強面ながらスイーツ専門の的場浩司(49)、お取り寄せに詳しい森公美子(59)、肉にこだわりを見せるダチョウ倶楽部の寺門ジモン(55)などが求められる傾向にあります。“食通で知られる○○がおすすめするグルメ”や“お取り寄せの達人・森公美子厳選”といった企画が増えているんです。解説に説得力があり、ウンチクもあって、話そのものが面白いので、番組で必要とされるんです。制作側としても、ゲストおすすめのものなので、探す手間も省けますし、スタジオ収録で済みますからね。それもあって、新たなグルメリポーターが出てきていないのかもしれません」

浜田和幸

 たしかに、「まいうー」と「宝石箱やー」ばっかりでは飽きてくる。とはいえ、食通タレントが紹介するグルメは、やけに高級志向だったり、予約で一杯の店であるとか、庶民的なものが少ない気も……。

「そこで注目されているのがマツコ・デラックス(45)です。『マツコの知らない世界』(TBS系)や『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)、『夜の巷を徘徊する』(テレビ朝日系)などで食べ物を扱うことがありますが、そのコメントの視聴者ウケがいいんです。グルメリポーターの食レポでもなく、食通でもないのですが、“表現のピントが合っている”“表現が大げさでなく、正直でストレート”“味や食感の伝え方が上手い”“驚きや違和感をありのままに伝える感じ”“美味い物は全部食べる”さらに“食べ方が綺麗”といったところ。マツコの発言は話題にもなりますが、グルメに関しても同様で、マツコが認めた食べ物がまとめサイトにもなっているほどですから」

 とはいえ、マツコは「夜の巷を徘徊する」以外は、あまりロケには出ない。わざわざ店まで出かけてグルメリポートをするとは考えにくい。

「スタジオに持ってきてもらってコメントという、これまでと同じパターンになるでしょうが、それでも従来のグルメレポーターにとっては脅威でしょう。マツコが本気でグルメに走ったら、彼らの出番はなくなりますよ」

 身体が心配ではあるが……。

浜田和幸でした。