浜田和幸のブログ|何も変わらない毎日に疲れたあなたを癒したい浜田和幸プレゼンツ

浜田和幸が話題のニュースを取り上げてつぶやいています。

浜田和幸,爽健美茶で流産? 根も葉もない噂、コカ・コーラ社が否定「妊婦が飲んでも問題ない」

浜田和幸です。

マタニティマークを付けた人が、爽健美茶を飲んでいたので必死で止めた」とする根も葉もないツイートが拡散している。販売元のコカコーラは8月24日、ハフポスト日本版の取材に対し、こうした噂は信ぴょう性のないもので「爽健美茶は妊婦が飲んでも問題ありません」と答えた。

同社広報は「爽健美茶は発売以来25年が経ちますが、お客様からそうした苦情は承っておりません」「老若男女、あらゆるお客様に美味しくお飲みいただけるように設計されたブレンド茶です。安心してお召し上がりください」と答えた。

発端となったツイートは?
8月下旬、Twitter上で話題となった投稿は次のような内容だった。

あるTwitterユーザーは、マタニティマークを付けた人が「爽健美茶」を飲んでいるところに出くわし、飲むのをやめるよう「必死で止めた」とツイート。爽健美茶はカフェインが入っていないものの、「ハトムギ」の成分が含まれており、流産の危険があるというのが理由だという。

投稿したユーザーは、そのなかで「ハトムギは赤ちゃんをイボと同じ異物と判断して身体から排出」すると言及。「母やお婆ちゃんからこの知恵は受け継いだ」といい、拡散希望ハッシュタグをつけたためか、投稿から5日間で約4000件リツイートされた。

また、「妊娠中にハトムギ茶を飲んではいけない」などと危険視するようなブログも散見される。

しかし、発売元の日本コカ・コーラ社は「通常の『爽健美茶』、『爽健美茶 健康素材の麦茶』ともに妊娠中の方が飲んでも全く問題ありません」と話した。

爽健美茶が流産に直結するというエビデンスはなく、流産するというのは根も葉もない信ぴょう性のない噂であり「現在までに流産したなどといった報告や、危険性について指摘を受けたことはない」という。

 

浜田和幸

 

 

医師の研究では?
金沢大学・補完代替医療学研究室の特任教授・産婦人科医の鈴木信孝氏は、「古来、妊娠初期のハトムギ摂取は流産の危険性があるので、摂取はひかえるべきであるという伝承があったが、これについて我々は、ハトムギに発生したカビ毒による子宮収縮作用によるものであると考えている」と講演録で記述している。

鈴木特任教授は、ハトムギの抽出物を、妊娠したラットに通常の漢方薬としての常用量の12.5~25倍、10 日間経口摂取させても、流産率、早産率、胎内死亡率に変化はみられなかったとして、「ハトムギは度を越えた使用をしない限り、妊娠中でも安全に使用できる」と結論付けている。

ただ、薬などでハトムギエキスを使うものを投薬する場合は、薬の添付文書にあるように、医師に相談して内服するのが望ましいとしている。

 

浜田和幸でした。

浜田和幸、彦摩呂、体重20キロ減量を報告 目標は「100キロの国境を越えたい」

浜田和幸です。

タレントの彦摩呂が5日、都内で元気寿司の商品開発コンテスト世界大会『キッチンファイト ザ・ワールド』に審査員として参加。20キロの減量に成功していたことを報告した。


 彦摩呂は試食した寿司のおいしさを力説し「10貫は行けます」とにっこり。意外にも少ないように見えるが、同じく審査員を務めたピコ太郎は「こう見えても体重絞っている。あんまりいっぱいは行けないんですよ」と説明した。
浜田和幸
 見た目にはぽっちゃりしたままで、報道陣が驚いていると彦摩呂は「気づきませんでした? 痩せたんです! 20キロやで!」と衝撃の事実を発表。135キロから115キロまで落ちたそうで、「これ、見て」と2月にはいていたというズボンのベルトを外すと、確かにブカブカ。漢方などを摂取してダイエットに取り組んでいるという。「目標は100キロの国境を越えたい。越えてしばらく経つからねぇ。戻りたい」と話していた。

 同じ事務所の松村邦洋は、ライザップで30キロ超のダイエットに成功。「ライザップから逃げてんねん。まっちゃんが成功したから『お前、どやねん』と言われているねんけど。筋トレとか得意じゃないから」と、企画などでダイエットしているわけではないことを明かしていた。

 彦摩呂はダイエットの理由について、昨年11月に行われた会見で「デブの壁を見た。番組に出演したら『彦摩呂さんの体が心配で情報が入ってきません』と言われた」と説明。食レポのパイオニア的存在だが「グルメ界から追い出されかけている。太り過ぎ、食べ過ぎで。こんな悲劇はないじゃないですか」と、危機感も募らせたことが原因と話した。

 彦摩呂、ピコ太郎、同じく審査員を務めた鈴木亜美は9つの国と地域から集まった10人の参加者が考案した寿司に舌鼓。優勝は香港代表のタム・チー・ケーさんの「スパイシーツナ香港風」に決まった。彦摩呂は「オール スシ イズ ジュエリーボックス」とワールドワイドに伝わるように食レポしていた。

 

浜田和幸でした。

浜田和幸、衝撃的…「1D」メンバーはグループ名が嫌いだった!?

浜田和幸です。

あなたはIDというグループ名、かっこいいと思いますか?

僕としてはけっこうかっこいいと思うのですが、それは1Dのメンバーがそれぞれかっこいいからそう思えるのでしょうか?

 

オーディション番組『Xファクター』がキッカケで、2010年に結成されたボーイバンドの「ワン・ダイレクション(通称、1D)」。現在はグループでの活動は休止しているものの、メンバー全員がソロとして活躍中。お互いにその活躍を応援し合うなど、未だにグループの絆は失われていないよう。ところが、そんな強固な絆を危うくする爆弾発言が、とあるメンバーから飛び出した!?

そのとあるメンバーとは、現在、古巣の『Xファクター』に審査員として出演中のルイ・トムリンソン。彼が口を滑らせたのは、番組中に出場者であるボーイバンドとの会話の中。一方で、「ワン・ダイレクション」という名前を考えたのはハリー・スタイルズで、他のメンバーも気に入ったために定着したと明かされたことがあり、ハリーの気持ちを代弁するファンも。さらに、ファンの中には例えダサくても好きという人も。

「確かにちょっとダサいけど、とってもアイコニックな名前だわ。もし変えようとしたときには私、絶対…」

浜田和幸

ただ注目すべきは、ルイが過去形で話しているということ。当時はダサいと思ったかもしれないけれど、今はグループ名を気に入っているという可能性も! さらに、「1D」は2020年にグループとして活動を再開すると、具体的な時期が噂になっていることだし、数年後にはグループ名の真相が聞ける日がくる…かも!?

 

浜田和幸でした。

浜田和幸、山口紗弥加、芸歴24年でドラマ初主演「私に期待してくれる人がまだ居てくれるんだ」

浜田和幸です。

女優の山口紗弥加(38)が、10月4日から読売テレビ日本テレビ系(毎週木曜 後11:59から)で放送される木曜ドラマF『ブラックスキャンダル』に出演し、芸歴24年でドラマ初主演を務めることがわかった。1994年の『若者のすべて』(フジテレビ)でのドラマデビュー以来、現在まで60本以上の連続ドラマに出演している山口は、復讐心に燃えるヒロイン・矢神亜梨沙を演じ「何だか夢があるなと思いました。38歳で、初主演。私に期待してくれる人がまだ居てくれるんだ!」と意気込んだ。

 同作は、世間を昨今ざわつかせている“謝罪会見”をテーマに、陰謀によって人気女優の座から地獄に突き落とされたヒロインの壮絶な復讐劇を、芸能界に生きる人々の人間模様と衝撃的な展開の連続で描き出すオリジナルストーリー。タレントとマネージャーの関係、トラブル対応で奔走するマネージャーの仕事など、芸能界のリアルな内幕をあぶり出しながら、そこにはびこるゲスな人間を成敗する爽快なお仕置きシーンが見どころになる。

 また、劇中に登場する「謝罪会見」などシーンのリアリティーを追求するため、スペシャルアドバイザーとして、井上公造をはじめ多数の芸能リポーターが所属する株式会社KOZOクリエイターズが監修に参加。監督は『奥さまは、取り扱い注意』『THE LAST COP/ラストコップ』の長沼誠氏、脚本はドラマ『ブラックリベンジ』『地獄先生ぬ~べ~』の佐藤友治氏が務める。

 初主演となる山口は作品と役の印象について「デビューからまもなく25年になりますが、脚本を読んで『こんなこと、ほんとにある?』って(笑)。新鮮な驚きとともに爽快感すらありました。この作品がある意味ファンタジーだとしても、どうせ芸能界の話なら、私は“山口紗弥加”として存在すれば良いのかなと。『矢神亜梨沙』は私自身。ドキュメンタリーとして臨む覚悟で、誠実に向き合いたいと思っています」と告白。

 さらに「この復讐に正義はありません。芸能界という夢の国、嘘まみれのファンタジー世界で必死に足掻いている人間たちの切ないほどの生き様を、楽しんでいただけたらうれしいです」と視聴者に呼びかけた。

■あらすじ
 人気絶頂、結婚を控えたトップ女優・藤崎紗羅は、突如、根も葉もない不倫報道をでっち上げられ、不本意な釈明会見を開く。しかし、それは陰謀によって仕組まれた偽りのスキャンダルだった。
浜田和幸
 世間からの激しいバッシングを浴び、芸能界から抹殺されただけでなく、最愛の母まで失うなど地獄の苦しみを味わった紗羅は、5年後、自分が嘘の告白で陥れられたことを知る。怒りに燃える彼女は、整形で顔を変え“矢神亜梨沙”という別人になりすまし、自分が女優として所属していた芸能事務所にマネージャーとなって潜入、偽りのスキャンダルと謝罪会見に隠された真実を暴いて、自分を陥れた人間に復讐することを誓う。

 亜梨沙は、所属タレントの抱えるトラブルを解決し、敏腕マネージャーとしてのし上がりながら、陰謀に関わった人間たちに次々と屈辱的な謝罪会見を開かせて仕返ししていく。しかし復讐の果てには、亜梨沙が想像だにしていなかった衝撃の真実が隠されていた…。

 

浜田和幸でした。

堂本剛 ライブ完走し感謝「完治してませんが、僕らしく」

浜田和幸です。

KinKi Kids堂本剛(39)が2日、京都・平安神宮で3日間公演「堂本剛 平安神宮LIVE」の最終日公演を行った。2010年にスタートした恒例ライブだが、昨年は突発性難聴を患い中止に。リベンジとなる今年の3日間を完走した剛は「いまだ完治はしてませんが、自分自身ができる限りのことを模索し、ステージに立たせていただいております」とファンに現状報告と感謝を伝えた。

 大極殿をバックにしたステージが幻想的にライトアップされ、高さ20メートルの水柱カーテンが噴き上がった空間で、楽曲「空が泣くから」「HYBRID FUNK」など10曲を歌い上げ、5000人を魅了。02年以来のソロ公演(379公演)の総動員数もこの日で150万人を突破した。
浜田和幸
 ラストでファンに思いを語った剛は「お会いできたことに感謝します」と感慨深げ。昨年にライブ中止を余儀なくされた時期を「思いがかなわず、悔しさより寂しさのほうが大きかったです」と回顧した。ライブを支えた平安神宮の前宮司が昨年に亡くなったことに触れて、思い出を語り、「昨年のライブをわがままを言ってでも開催していたら、最後にお会いできたのかな」と惜しんだ。

 剛は昨年10月にライブ復帰。今年はソロ公演も再開してここまで18公演を開催した。耳への負担を考慮してヘッドホンを着用しながら、ライブ活動を継続している。「ただただ右と左が全く違う世界になりましたが、暗くはなっていません。痛む日もありますが、その日にできる限りのことをするしかない。皆さんが求める僕にいつ戻れるのかは僕にも分かりませんが、何かを作るしかない、そちらの強さを手に入れながらやっていくのが僕らしい、堂本剛らしいと思います」と力強く語った。

 

浜田和幸でした

浜田和幸,埼玉県信金通じ架空取引 北朝鮮関係企業も

浜田和幸です。

金融庁は、埼玉県信用金庫(埼玉県熊谷市)が過去約2年間にわたって海外送金した約18億7000万円が、資金洗浄マネーロンダリング)に利用された疑いがあるとして、9月中旬にも立ち入り検査する方針を固めた。送金を依頼した企業と受取先企業の双方に営業実体が無く、送金先には北朝鮮と関係する可能性がある企業もあった。金融庁信金のチェック体制に重大な不備がありマネロンの抜け穴に利用されたとみて、詳細を確認する。

 金融庁関係者によると、埼玉県信金は2016年5月から今年1月にかけて、埼玉県ときがわ町の自動車輸出入会社からの依頼を受け、23回にわたり米ドルと香港ドル、日本円を総額約18億7000万円(当時のレート換算)送金した。送り先は香港が最も多く、アラブ首長国連邦インドネシア、台湾、ブラジルも含まれていた。

 この輸出入企業の社長は昨年日本国籍を取得したバングラデシュ出身の男性で、同信金に「バングラデシュの商社の代理人をしている」と語った上で、送金目的をいずれも「仲介貿易」と申告。書類には中古船舶や砂糖、コメ、タバコなどの輸入代金と記載していた。

 だが埼玉県信金の今年2月の監査で、送金した資金の出所や受取先の法人の実態が不明なケースが相次いで見つかった。報告を受けた金融庁が確認したところ、送金先の国や取扱商品が異なるのに、同じ金額を同時に送るなどの不審な点が多数見つかり、貿易自体が架空だった疑いが強まった。受取人の住所が架空だったケースや、北朝鮮系企業との取引が指摘されている会社も含まれていた。

浜田和幸

 

 自動車輸出入会社の登記上の本店所在地には、無関係の中古車修理販売会社があり、実体がないペーパーカンパニーの可能性がある。金融庁は犯罪収益などを海外に移して隠匿するマネーロンダリングに同信金が利用された可能性があるとみている。埼玉県信金コンプライアンス統括部は、毎日新聞の取材に「個別の取引については答えられない。海外に送金したい顧客のニーズに応えるため、今後も監視体制の充実を図っていく」とコメントした。

 

浜田和幸でした。

浜田和幸、『オーシャンズ8』の問い、ヒーローが「興味のないチーム」に誘ってきたらどうする?

浜田和幸です。
詐欺師たちが、策略により騙し騙される人気映画シリーズの最新作『オーシャンズ8』が上映中だ。これまでのオーシャズシリーズでは、ジョージ・クルーニー演じるダニー・オーシャンがドリームチームを率いる主人公だったが、今作ではサンドラ・ブロック演じるデビー・オーシャンがその役割を果たす。組織、リーダーシップ、プロジェクト論といった文脈で深読み、解釈をしたくなるような本作だが、実ビジネスに携わる人はこの作品からどのようなヒントを得ることができるのだろうか?

 

●『オーシャンズ8』からビジネスの学びは得られるのか?

 『オーシャンズ11』といえば、ジョージ・クルーニー演じる凄腕の泥棒で詐欺師、ダニー・オーシャンと、彼が率いる犯罪スペシャリスト集団がラスベガスのカジノの金庫破りに挑む映画作品だ。これは1960年に公開された『オーシャンと十一人の仲間』のリメイクであるが、この夏はダニーの妹デビーを主人公とする『オーシャンズ8』が公開されている。

浜田和幸
 このシリーズは盗む、騙すという犯罪を、見事な作戦とチームワークで遂行する様子を描く。華麗で洒落ていて、豪華絢爛な画の連続。日本のこうした盗む、騙す映画には『ルパン三世』があるが、こちらがトリオ劇なのに対して、オーシャンズは1個分隊規模の集団戦だ。

 この集団戦描写に、ビジネスパーソンであればいろいろと興味深く感じるところも多いだろう。リスクと隣合わせの大きなリターン、十人十色の個性的なエキスパートたち。リーダーがいて、メンバーがいる。予想外のトラブルを乗り越えて最後はガッツポーズを決める。


 いわゆる「組織もの」「リーダーシップもの」映画(以下、こうした映画を「組織論映画」と呼ぶ)や漫画からビジネスの観点で学びを得ようとするビジネス書も多い。特に、映画なら『オデッセイ』、漫画であれば『キングダム』や『宇宙兄弟』がケース・スタディの良い題材になるだろう。こうした書籍を読んだことがある方や、こういう方向性の文芸批評が好きだという方も多いだろう。


 本稿は、人気絶頂のオーシャンズシリーズとその最新作を「組織論映画」として観たときに、どういった教訓が得られるか、がテーマである。この文章を読んで興味を覚えた方がいれば、劇場に足を運ぶことをお勧めしたい。

オーシャンズシリーズの根底にある「ドリームチーム」願望

 『オーシャンズ8』の話をするまえに、少し歴史をさかのぼって、『オーシャンズ11』で筆者の印象に残ったシーンを紹介したい。物語序盤でブラット・ピット演じるラスティ・ライナスが素人にポーカーを教えるくだりだ。

 賭け金の載せ方も、駆け引きのやりかたも知らない、役の作り方も知らない、カードを6枚手にしていても気にしない。そんな相手にうんざりしながらレクチャーをするラスティの姿を覚えている人も多いのではないだろうか?

 一人が得意満面に「スリーペアだぜ」と手札を見せる。周囲のメンバーは称賛ともため息ともつかない息をもらす。全然ポーカーになってないのに、「ごっこ遊び」に興じる人たち。ラスティもさすがに苦笑いするしかない。

 そこに颯爽と現れるのが本物のプロフェッショナル、ダニー・オーシャンだ。その場で素人たちからまんまと大金を巻き上げる手腕は見事。その直後にラスティを一大プロジェクトに巻き込む。同じようにくすぶっている人間を次々とスカウトし、着手し、見事にプロジェクトを完遂する。


 冒頭のラスティの苦笑いがこの映画の味噌で、ここにこそ本作の価値が詰まっている。

 話のわかる人間と仕事がしたい、できる人間と組みたい。自分はもっとやれる、ここは自分が本当にいるべき場所じゃない。優秀な人材だけで構成されたドリームチームの一員になりたい――日々仕事に取り組むなかで、そんな気分を味わう人も多いのではないだろうか? 実はこれこそが、オーシャンズシリーズという作品のコンセプトなのだ。

 

オーシャンズ8』の問い、ヒーローが「興味のないチーム」に誘ってきたらどうする?
詐欺師たちが、策略により騙し騙される人気映画シリーズの最新作『オーシャンズ8』が上映中だ。これまでのオーシャズシリーズでは、ジョージ・クルーニー演じるダニー・オーシャンがドリームチームを率いる主人公だったが、今作ではサンドラ・ブロック演じるデビー・オーシャンがその役割を果たす。組織、リーダーシップ、プロジェクト論といった文脈で深読み、解釈をしたくなるような本作だが、実ビジネスに携わる人はこの作品からどのようなヒントを得ることができるのだろうか?

 

●『オーシャンズ8』からビジネスの学びは得られるのか?

 『オーシャンズ11』といえば、ジョージ・クルーニー演じる凄腕の泥棒で詐欺師、ダニー・オーシャンと、彼が率いる犯罪スペシャリスト集団がラスベガスのカジノの金庫破りに挑む映画作品だ。これは1960年に公開された『オーシャンと十一人の仲間』のリメイクであるが、この夏はダニーの妹デビーを主人公とする『オーシャンズ8』が公開されている。


 このシリーズは盗む、騙すという犯罪を、見事な作戦とチームワークで遂行する様子を描く。華麗で洒落ていて、豪華絢爛な画の連続。日本のこうした盗む、騙す映画には『ルパン三世』があるが、こちらがトリオ劇なのに対して、オーシャンズは1個分隊規模の集団戦だ。

 この集団戦描写に、ビジネスパーソンであればいろいろと興味深く感じるところも多いだろう。リスクと隣合わせの大きなリターン、十人十色の個性的なエキスパートたち。リーダーがいて、メンバーがいる。予想外のトラブルを乗り越えて最後はガッツポーズを決める。


 いわゆる「組織もの」「リーダーシップもの」映画(以下、こうした映画を「組織論映画」と呼ぶ)や漫画からビジネスの観点で学びを得ようとするビジネス書も多い。特に、映画なら『オデッセイ』、漫画であれば『キングダム』や『宇宙兄弟』がケース・スタディの良い題材になるだろう。こうした書籍を読んだことがある方や、こういう方向性の文芸批評が好きだという方も多いだろう。


 本稿は、人気絶頂のオーシャンズシリーズとその最新作を「組織論映画」として観たときに、どういった教訓が得られるか、がテーマである。この文章を読んで興味を覚えた方がいれば、劇場に足を運ぶことをお勧めしたい。

オーシャンズシリーズの根底にある「ドリームチーム」願望

 『オーシャンズ8』の話をするまえに、少し歴史をさかのぼって、『オーシャンズ11』で筆者の印象に残ったシーンを紹介したい。物語序盤でブラット・ピット演じるラスティ・ライナスが素人にポーカーを教えるくだりだ。

 賭け金の載せ方も、駆け引きのやりかたも知らない、役の作り方も知らない、カードを6枚手にしていても気にしない。そんな相手にうんざりしながらレクチャーをするラスティの姿を覚えている人も多いのではないだろうか?

 一人が得意満面に「スリーペアだぜ」と手札を見せる。周囲のメンバーは称賛ともため息ともつかない息をもらす。全然ポーカーになってないのに、「ごっこ遊び」に興じる人たち。ラスティもさすがに苦笑いするしかない。

 そこに颯爽と現れるのが本物のプロフェッショナル、ダニー・オーシャンだ。その場で素人たちからまんまと大金を巻き上げる手腕は見事。その直後にラスティを一大プロジェクトに巻き込む。同じようにくすぶっている人間を次々とスカウトし、着手し、見事にプロジェクトを完遂する。


 冒頭のラスティの苦笑いがこの映画の味噌で、ここにこそ本作の価値が詰まっている。

 話のわかる人間と仕事がしたい、できる人間と組みたい。自分はもっとやれる、ここは自分が本当にいるべき場所じゃない。優秀な人材だけで構成されたドリームチームの一員になりたい――日々仕事に取り組むなかで、そんな気分を味わう人も多いのではないだろうか? 実はこれこそが、オーシャンズシリーズという作品のコンセプトなのだ。

オーシャンズ8』の問い、ヒーローが「興味のないチーム」に誘ってきたらどうする?
詐欺師たちが、策略により騙し騙される人気映画シリーズの最新作『オーシャンズ8』が上映中だ。これまでのオーシャズシリーズでは、ジョージ・クルーニー演じるダニー・オーシャンがドリームチームを率いる主人公だったが、今作ではサンドラ・ブロック演じるデビー・オーシャンがその役割を果たす。組織、リーダーシップ、プロジェクト論といった文脈で深読み、解釈をしたくなるような本作だが、実ビジネスに携わる人はこの作品からどのようなヒントを得ることができるのだろうか?

 

●『オーシャンズ8』からビジネスの学びは得られるのか?

 『オーシャンズ11』といえば、ジョージ・クルーニー演じる凄腕の泥棒で詐欺師、ダニー・オーシャンと、彼が率いる犯罪スペシャリスト集団がラスベガスのカジノの金庫破りに挑む映画作品だ。これは1960年に公開された『オーシャンと十一人の仲間』のリメイクであるが、この夏はダニーの妹デビーを主人公とする『オーシャンズ8』が公開されている。


 このシリーズは盗む、騙すという犯罪を、見事な作戦とチームワークで遂行する様子を描く。華麗で洒落ていて、豪華絢爛な画の連続。日本のこうした盗む、騙す映画には『ルパン三世』があるが、こちらがトリオ劇なのに対して、オーシャンズは1個分隊規模の集団戦だ。

 この集団戦描写に、ビジネスパーソンであればいろいろと興味深く感じるところも多いだろう。リスクと隣合わせの大きなリターン、十人十色の個性的なエキスパートたち。リーダーがいて、メンバーがいる。予想外のトラブルを乗り越えて最後はガッツポーズを決める。


 いわゆる「組織もの」「リーダーシップもの」映画(以下、こうした映画を「組織論映画」と呼ぶ)や漫画からビジネスの観点で学びを得ようとするビジネス書も多い。特に、映画なら『オデッセイ』、漫画であれば『キングダム』や『宇宙兄弟』がケース・スタディの良い題材になるだろう。こうした書籍を読んだことがある方や、こういう方向性の文芸批評が好きだという方も多いだろう。


 本稿は、人気絶頂のオーシャンズシリーズとその最新作を「組織論映画」として観たときに、どういった教訓が得られるか、がテーマである。この文章を読んで興味を覚えた方がいれば、劇場に足を運ぶことをお勧めしたい。

オーシャンズシリーズの根底にある「ドリームチーム」願望

 『オーシャンズ8』の話をするまえに、少し歴史をさかのぼって、『オーシャンズ11』で筆者の印象に残ったシーンを紹介したい。物語序盤でブラット・ピット演じるラスティ・ライナスが素人にポーカーを教えるくだりだ。

 賭け金の載せ方も、駆け引きのやりかたも知らない、役の作り方も知らない、カードを6枚手にしていても気にしない。そんな相手にうんざりしながらレクチャーをするラスティの姿を覚えている人も多いのではないだろうか?

 一人が得意満面に「スリーペアだぜ」と手札を見せる。周囲のメンバーは称賛ともため息ともつかない息をもらす。全然ポーカーになってないのに、「ごっこ遊び」に興じる人たち。ラスティもさすがに苦笑いするしかない。

 そこに颯爽と現れるのが本物のプロフェッショナル、ダニー・オーシャンだ。その場で素人たちからまんまと大金を巻き上げる手腕は見事。その直後にラスティを一大プロジェクトに巻き込む。同じようにくすぶっている人間を次々とスカウトし、着手し、見事にプロジェクトを完遂する。


 冒頭のラスティの苦笑いがこの映画の味噌で、ここにこそ本作の価値が詰まっている。

 話のわかる人間と仕事がしたい、できる人間と組みたい。自分はもっとやれる、ここは自分が本当にいるべき場所じゃない。優秀な人材だけで構成されたドリームチームの一員になりたい――日々仕事に取り組むなかで、そんな気分を味わう人も多いのではないだろうか? 実はこれこそが、オーシャンズシリーズという作品のコンセプトなのだ。

オーシャンズ8』の問い、ヒーローが「興味のないチーム」に誘ってきたらどうする?
詐欺師たちが、策略により騙し騙される人気映画シリーズの最新作『オーシャンズ8』が上映中だ。これまでのオーシャズシリーズでは、ジョージ・クルーニー演じるダニー・オーシャンがドリームチームを率いる主人公だったが、今作ではサンドラ・ブロック演じるデビー・オーシャンがその役割を果たす。組織、リーダーシップ、プロジェクト論といった文脈で深読み、解釈をしたくなるような本作だが、実ビジネスに携わる人はこの作品からどのようなヒントを得ることができるのだろうか?

 

●『オーシャンズ8』からビジネスの学びは得られるのか?

 『オーシャンズ11』といえば、ジョージ・クルーニー演じる凄腕の泥棒で詐欺師、ダニー・オーシャンと、彼が率いる犯罪スペシャリスト集団がラスベガスのカジノの金庫破りに挑む映画作品だ。これは1960年に公開された『オーシャンと十一人の仲間』のリメイクであるが、この夏はダニーの妹デビーを主人公とする『オーシャンズ8』が公開されている。


 このシリーズは盗む、騙すという犯罪を、見事な作戦とチームワークで遂行する様子を描く。華麗で洒落ていて、豪華絢爛な画の連続。日本のこうした盗む、騙す映画には『ルパン三世』があるが、こちらがトリオ劇なのに対して、オーシャンズは1個分隊規模の集団戦だ。

 この集団戦描写に、ビジネスパーソンであればいろいろと興味深く感じるところも多いだろう。リスクと隣合わせの大きなリターン、十人十色の個性的なエキスパートたち。リーダーがいて、メンバーがいる。予想外のトラブルを乗り越えて最後はガッツポーズを決める。


 いわゆる「組織もの」「リーダーシップもの」映画(以下、こうした映画を「組織論映画」と呼ぶ)や漫画からビジネスの観点で学びを得ようとするビジネス書も多い。特に、映画なら『オデッセイ』、漫画であれば『キングダム』や『宇宙兄弟』がケース・スタディの良い題材になるだろう。こうした書籍を読んだことがある方や、こういう方向性の文芸批評が好きだという方も多いだろう。


 本稿は、人気絶頂のオーシャンズシリーズとその最新作を「組織論映画」として観たときに、どういった教訓が得られるか、がテーマである。この文章を読んで興味を覚えた方がいれば、劇場に足を運ぶことをお勧めしたい。

オーシャンズシリーズの根底にある「ドリームチーム」願望

 『オーシャンズ8』の話をするまえに、少し歴史をさかのぼって、『オーシャンズ11』で筆者の印象に残ったシーンを紹介したい。物語序盤でブラット・ピット演じるラスティ・ライナスが素人にポーカーを教えるくだりだ。

 賭け金の載せ方も、駆け引きのやりかたも知らない、役の作り方も知らない、カードを6枚手にしていても気にしない。そんな相手にうんざりしながらレクチャーをするラスティの姿を覚えている人も多いのではないだろうか?

 一人が得意満面に「スリーペアだぜ」と手札を見せる。周囲のメンバーは称賛ともため息ともつかない息をもらす。全然ポーカーになってないのに、「ごっこ遊び」に興じる人たち。ラスティもさすがに苦笑いするしかない。

 そこに颯爽と現れるのが本物のプロフェッショナル、ダニー・オーシャンだ。その場で素人たちからまんまと大金を巻き上げる手腕は見事。その直後にラスティを一大プロジェクトに巻き込む。同じようにくすぶっている人間を次々とスカウトし、着手し、見事にプロジェクトを完遂する。


 冒頭のラスティの苦笑いがこの映画の味噌で、ここにこそ本作の価値が詰まっている。

 話のわかる人間と仕事がしたい、できる人間と組みたい。自分はもっとやれる、ここは自分が本当にいるべき場所じゃない。優秀な人材だけで構成されたドリームチームの一員になりたい――日々仕事に取り組むなかで、そんな気分を味わう人も多いのではないだろうか? 実はこれこそが、オーシャンズシリーズという作品のコンセプトなのだ。

オーシャンズ8』の問い、ヒーローが「興味のないチーム」に誘ってきたらどうする?
詐欺師たちが、策略により騙し騙される人気映画シリーズの最新作『オーシャンズ8』が上映中だ。これまでのオーシャズシリーズでは、ジョージ・クルーニー演じるダニー・オーシャンがドリームチームを率いる主人公だったが、今作ではサンドラ・ブロック演じるデビー・オーシャンがその役割を果たす。組織、リーダーシップ、プロジェクト論といった文脈で深読み、解釈をしたくなるような本作だが、実ビジネスに携わる人はこの作品からどのようなヒントを得ることができるのだろうか?

 

●『オーシャンズ8』からビジネスの学びは得られるのか?

 『オーシャンズ11』といえば、ジョージ・クルーニー演じる凄腕の泥棒で詐欺師、ダニー・オーシャンと、彼が率いる犯罪スペシャリスト集団がラスベガスのカジノの金庫破りに挑む映画作品だ。これは1960年に公開された『オーシャンと十一人の仲間』のリメイクであるが、この夏はダニーの妹デビーを主人公とする『オーシャンズ8』が公開されている。


 このシリーズは盗む、騙すという犯罪を、見事な作戦とチームワークで遂行する様子を描く。華麗で洒落ていて、豪華絢爛な画の連続。日本のこうした盗む、騙す映画には『ルパン三世』があるが、こちらがトリオ劇なのに対して、オーシャンズは1個分隊規模の集団戦だ。

 この集団戦描写に、ビジネスパーソンであればいろいろと興味深く感じるところも多いだろう。リスクと隣合わせの大きなリターン、十人十色の個性的なエキスパートたち。リーダーがいて、メンバーがいる。予想外のトラブルを乗り越えて最後はガッツポーズを決める。


 いわゆる「組織もの」「リーダーシップもの」映画(以下、こうした映画を「組織論映画」と呼ぶ)や漫画からビジネスの観点で学びを得ようとするビジネス書も多い。特に、映画なら『オデッセイ』、漫画であれば『キングダム』や『宇宙兄弟』がケース・スタディの良い題材になるだろう。こうした書籍を読んだことがある方や、こういう方向性の文芸批評が好きだという方も多いだろう。


 本稿は、人気絶頂のオーシャンズシリーズとその最新作を「組織論映画」として観たときに、どういった教訓が得られるか、がテーマである。この文章を読んで興味を覚えた方がいれば、劇場に足を運ぶことをお勧めしたい。

オーシャンズシリーズの根底にある「ドリームチーム」願望

 『オーシャンズ8』の話をするまえに、少し歴史をさかのぼって、『オーシャンズ11』で筆者の印象に残ったシーンを紹介したい。物語序盤でブラット・ピット演じるラスティ・ライナスが素人にポーカーを教えるくだりだ。

 賭け金の載せ方も、駆け引きのやりかたも知らない、役の作り方も知らない、カードを6枚手にしていても気にしない。そんな相手にうんざりしながらレクチャーをするラスティの姿を覚えている人も多いのではないだろうか?

 一人が得意満面に「スリーペアだぜ」と手札を見せる。周囲のメンバーは称賛ともため息ともつかない息をもらす。全然ポーカーになってないのに、「ごっこ遊び」に興じる人たち。ラスティもさすがに苦笑いするしかない。

 そこに颯爽と現れるのが本物のプロフェッショナル、ダニー・オーシャンだ。その場で素人たちからまんまと大金を巻き上げる手腕は見事。その直後にラスティを一大プロジェクトに巻き込む。同じようにくすぶっている人間を次々とスカウトし、着手し、見事にプロジェクトを完遂する。


 冒頭のラスティの苦笑いがこの映画の味噌で、ここにこそ本作の価値が詰まっている。

 話のわかる人間と仕事がしたい、できる人間と組みたい。自分はもっとやれる、ここは自分が本当にいるべき場所じゃない。優秀な人材だけで構成されたドリームチームの一員になりたい――日々仕事に取り組むなかで、そんな気分を味わう人も多いのではないだろうか? 実はこれこそが、オーシャンズシリーズという作品のコンセプトなのだ。

浜田和幸でした。